ショートカットキーを使おう [1]

「ショートカット」を使ってラクしよう!

パソコンの操作は得意ですか?
何となく使えてるけど、なんだかいつまでたっても抵抗がある。
そんな方に知ってもらいたい情報を不定期にお届けしたいと思いました。

さて、今回のテーマは「ショートカット」を使ってラクしよう!です。

ショートカットキーいろいろ

こんな時こそ「ショートカット」

ラッキーな事に、仕事で使うメールがすらすら打てるようになった私たちの両手。
では、どのように働いているか気にしたことはあるでしょうか?

マウス握ってメールアプリを開き、
新着メールをクリックして、
目を通したメールに「返信ボタン」を押して、
それからキーボードで文字を打って、
マウス使って「添付資料」を追加したり、
ワードのドキュメントから文章を引用したり、
またキーボードに向かって文字を打ち…
など右手は繰り返してマウスとキーボードを行ったり来たり。

 

気が付くと結構肩凝ってますよね?

 

 

そのマウス操作を少しだけ減らす方法が「ショートカット」キーの活用です。

「ショートカット」を使ってみよう!

パソコンの便利さは何かと言えば、「コピー&ペーストが瞬時にできる事」なんじゃないかと思わない日はありません。
だって、日々のパソコン操作で、この操作をしなかった日って、どのくらい記憶にありますか?

再利用したい文字列をマウスで選択して、プルダウンメニュー「編集」から「コピー」を選んで使いたい場所を一度クリックして、プルダウンメニュー「編集」から「貼り付け」を選ぶ。
という操作はマウスですべて行えますが、その間に左手は、キーボードの上で遊んでないでしょうか?

その遊んでる左手を使って「コントロールキー」を押さえてください。
このキー、どこにあるかご存知ですか?

(なーんだ、ってすぐ思った方は、次の記事へお進みください。)

図では緑に色付けしましたが、「Ctrl」と書かれた左下のキーが「コントロールキー」です。

利用されているキーボードの種類にもよりますが、大抵は左下の隅に (場合により右下の隅にも!) 存在します。
(右下のキーも、同じ機能を持っていますが、今回の操作では使いませんので、場所だけ覚えておきましょう。)

普段このキーは連打しても、押し続けても何も起こりません。
修飾キーとも呼ばれるように、他のキーと組み合わせて使うためのものです。
組み合わせるためには、まず先に押さえて、押し続けたままで別のキーを叩いて、その瞬間に両方の指をキーから離す。という操作になります。
慣れれば瞬間に無意識でできますが、タイミングがつかめるまでは、ゆっくりと小指が先で、人差し指を押したら両方の指を同時に離す…を意識してやってみるとよいでしょう。

では、実際にショートカットキーを使って「コピー」する事から始めてみます。

例えばこの記事の「ショートカット」という単語が気になった時。さあ、このカタカナの塊をマウスで選択して、検索してみましょうか。
マウスで操作する場所は、このページの上方にある、タイトル文字「オレンジ丸枠で囲んだ【A】の部分」を使いましょう。

【コントロール + "C" でコピー】

左手の小指で「コントロールキー」を先に押さえつけたまま、人差し指で「C」をポチッと1回だけ押してみてください。
ポチっとできたら小指も離して大丈夫です。すぐに次の「貼り付け」のためのショートカットを行うために押しっぱなしでも、問題ありません。
※手元を見ないで操作する時は、この小指、押さえ続けないまでも、位置だけは動かさない方がミスタッチが減るというメリットがあります。

目には見えなくても、これでパソコンの中のとある場所にカタカナ7文字が記憶されました。

次に、「貼り付け」してこの単語を検索してみましょう。

マウスで選択する場所は「【B】の部分」。検索窓の中「Search this site」と書かれた黒塗り枠の中でカチッと押します。点滅したグレーの縦棒カーソルが見えたら準備OKです。

【コントロール + "V" で貼り付け】

左手の小指で「コントロールキー」を先に押さえて、人差し指で「V」をポチっとします。
※「V」は、先ほど使った「C」の右隣にあります。

先ほどのカタカナ7文字が検索窓に瞬時に「貼り付け」られたかと思います。
このまま隣の「GO」ボタン「【C】の部分」をマウスクリックすれば検索ができます。

たぶん、この記事しか検索されないと思うので、yahoo! やgoogleなどの検索サイトを別窓で開いてから、もう一度検索窓に「貼り付け」してみましょうか。
この場合は、パソコンに文字の記憶が残っているので、もう一度「コピー」する必要はありません。
検索結果の「ショートカット」ヘアの美女画像を楽しんでみるもよし、キーボード「ショートカット」についてもっと深く調べてみるのもよしです。

肩こりがラクになった!?

さて、ショートカットの操作を左手でしている間、右手の動作はずっとマウスの上のまま、カーソルの位置を大きく動かす必要もなく、図解のとおりA->B->Cと横移動させてマウスボタンを使うだけなので、少しだけラクにできたかと思います。

左手は、説明図の中では「四角枠で囲んだ」2回の操作をしました。
右手と左手で役割分担しているので、慣れてくれば、画面を見たまま手探りでも作業できます。
目線を画面から手元へと大きく上下に動かさなくても操作できるようになるんですね。

 

ほら、肩こりがラクになった!

ほかにもとても便利なショートカットが用意されていますので、よく使うものから順番に覚えてしまうと、作業効率が大幅にアップできるでしょう。
一連の操作は、10秒かかる仕事が1~2秒に短縮される、と分析したビジネス記事もありました。

 

めでたしめでたし。

Ctrl + 「X」

「C」の左隣りの「X」もついでに覚えておきましょう。

これは「切り取り」です。「コピー」は元のデータが残りますが、「切り取り」は元のデータは残らず「貼り付け」た先へ移動する事になります。

ちなみにこの「X」は「ハサミ」のマークと言われています。覚えやすいですね。

左手の「中指」で使うクセをつけると、いちいち手元を見なくても操作できるようになります。

Ctrl + 「C」

「コピー」は「Copy」の頭文字「C」を使います。

場所も「コントロールキー」から自然な形で指を置いたときに「人差し指」が届く場所です。

ひとまず、これだけでも覚えてしまいましょう。

Ctrl + 「V」

「貼り付け」は「V」のキーを使います。

人によっては、紙を留める「ホチキス」の形と説明する場合もあるようです。

「貼り付け」の訳語が一般的になる前は、英語読みで「ペースト(Paste)」と呼んでいました。

だから「コピー&ペースト」が「コピペする」という日本語に進化。

個人的には、ペーストが訛って 「べースト(Vaste)」の「V」なんだとばっかり思ってました。

今回のテーマは、パソコン教室などで、大昔に聞いたかも…な遠い記憶がある方も多いかもしれない「ショートカットキー」に焦点を当ててみました。

パソコン初心者あるある「とにかくマウスを移動させてボタンを押してやっとクリックできた」とか「どのキーを打てばその文字が出るのか、など必死に格闘した結果ようやく日本語が並んだ」なんていう状況では、覚えきれなかったあんな事や、使いきれずに忘れてしまっているこんな事などを、余裕で掘り起こしていっていただければと思い、回りくどく、この記事にまとめてみました。お役に立てれば幸いです。